英会話の勉強はしゃべるのが第一歩
英語の学習と、英会話の学習は根本的に異なりますが、学校教育の現場では「英語の勉強」を中心に行われているのが現実です。
文部科学省の最新のアンケートでも、「学校の授業でディスカッションの授業をしたことがある」「学校の授業で英会話の授業があった」と解答した学生は70%程度しかいなかったという結果がでています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1299796.htm
テストのための勉強や英語に関する知識と英会話
上記のアンケートの結果のとおり、受験英語と英会話は違うものとして考えたほうがいいでしょう。
「日本人は英語ができない」のではなく、そもそも英会話の勉強をしてないと言い換えたほうが正しいのではないでしょうか。事実、ライティングやリーディングの能力と言うのは他国と比べても日本の学生は遜色ありません。
もっと言えば、英語に関する知識やテストというのは、あくまでもテストに受かるための、「英語」ですので、ネイティブな英語ではありません。一方の英会話は、コミュニケーションとしての手段であって正解はありません。
逆に、受験英語のように、英文を書いて、文法を学習して、単語を覚えて、などの手順は、英会話においては「正しくなければ話しては恥ずかしい」等の種にもなるため、注意が必要です。もちろん、基礎が大切なのはいうまでもありませんし、基礎がなければ英会話も成り立ちません。
ですが、英会話は間違えてもだれも×をつけるものではありませんし、コミュニケーションをとる唯一の手段であることを意識しておかなければなりません。
慣れて話して習得する
一度、ネイティブの方と話してみれば、最初のうちは全く聞き覚えのない単語しか聞こえないはずですし、いくら相手が、中学英語で出てくるような単語だけで成り立つ会話を話していても、英会話の訓練をしていないと、聞き取る事ができないでしょう。
最も効率的な英会話の学習法は、とにかく耳から聞いて、とにかく実践してしゃべる事です。
学習教材を利用するならとしては、一つの英文を、ネイティブスピーカーがゆっくり読んでいる音声と、ネイティブなスピードで読んでいる音声が録音されているテープなどが最適です。
最初にゆっくりと読んでいる音声を聞き、内容を理解します。次に、ネイティブのスピードで読んでいる音声を聞きます。
ネイティブのスピードで発音されると、発音が省略されたり、つながったりする部分がありますので、その辺りに気づくはずです。
この方法で、ネイティブの発音に慣れる事が、効率的な学習法です。
こういった実際に聞いて話をしてという勉強方法が英会話への第一歩で、もっとも効果的なものになるでしょう。
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